スノボーは積雪があった上を滑るスポーツですので、必然的に転倒するなどしてケガをする機会も多いといえます。またすでに上級者レベルであってケガの心配はないという人でも、その過信がケガにつながることはいくらでもありますし、他人のほうからぶつかってきてケガをさせられるケースもあるはずです。このように万が一のケガが見込まれる場合には旅行傷害保険に加入するのがベストな選択肢といえます。特に旅行会社が企画しているパッケージツアーの場合には、申込みにあわせて旅行傷害保険を簡単に契約できるようにしていることが多いので、機会があればぜひとも加入しておくべきです。
スノボーツアーを前提とした旅行傷害保険は、一般的な保険とはまた違った部分にまで補償が及ぶことがあります。たとえばスノボーを楽しんでいる最中にあやまって他人に衝突してケガをさせたり、他人のボードなどの持ち物をこわしてしまったりした場合には、民事上の損害賠償の義務が発生します。そのときに備えて損害賠償金を保険のなかから捻出してもらうことが可能です。またボードは購入するとそれなりの金額になりますが、ゲレンデのような不特定多数が出入りをするような場所では、ボードなどの持ち物を紛失したり、盗難にあってしまったりすることもあります。
この場合も携行品の特約によって、新しく買い替えるのと同様の金額の補償を受けることができます。そのほかにも、ケガで入院をして家族が介護に訪れたときの交通費や滞在費用、山で遭難したときの捜索にかかる費用なども対象に含まれます。これは救援者費用という費目のなかで支払われます。